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大谷ハッスル、憧れイチローの前で6度目マルチ

 憧れ、目標としてきたイチローが活躍してきた特別な舞台「セーフコ・フィールド」で珍しく緊張した。

 「野球教室に来た小学生が張り切って、良いところを見せようという気持ちだった」。こう振り返りつつ、2試合続けての複数安打をイチローに見せつけたエンゼルスの大谷は「自分の持ち味というか、出せるものは出せた」と満足の表情を浮かべた。

 そのイチローが立っていた左打席。「米国に来て、一番力んでスイングしていたんじゃないか」と苦笑した第1打席は三振。だが、緊張を引きずることなく、四回に鮮やかな中前打、五回に左越え適時二塁打と快音を響かせた。いずれもツーストライクに追い込まれてからだった。

 イチローは試合後、気持ちを切り替えて放った安打について、「対応能力でしょうね。全然合っていないように見えて、結局最後の甘いところを仕留めるわけだから」と高く評価した。

 それを伝え聞き、会見では「すごく光栄。僕のことを話してくれるだけで満足」と珍しく感情を高ぶらせた。

 イチローが今季残りの試合に出場しないことになり、初対戦はかなわなかった。「楽しみにしていたので残念な気持ちはあるが、自分のできることをしっかりやりたい」。6日に予想される先発登板で再びアピールすることを誓った。(産経新聞住井亨介)

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