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【西本忠成 トラとら虎】金本監督、深刻な貧打に苦悩 若手が右肩下がりの謎 

 阪神の金本知憲監督(50)は開幕から続く貧打線に苦悩を深めている。毎試合打順を変えるなど対策は講じるものの、成果は一向に上がってこない。27日現在、チーム打率・224、本塁打9、盗塁1、得点59はいずれもリーグ最下位で、八方ふさがりだ。

 「それでも勝率5割キープは投手陣のがんばりのおかげだが、今後も打線が湿るようだと持たなくなる。攻撃陣に奮起せよと言いたい」と球団幹部はハッパをかける。

 貧打の予兆はオープン戦からあった。12球団ワーストのチーム成績2勝12敗2引き分けもさることながら、低調なチーム打率・225は若手がふるわなかった何よりの証しだった。

 「高山、中谷、大山、北條…。若手の大半が期待を裏切った。普通はオープン戦で自信をつけて開幕を迎えるものだが、できたのは糸原だけで、中谷、北條は開幕前に2軍落ちするていたらく。これでは打線に活気が生まれないのは当然」と球団OBは指摘する。

 そのうえ多くの若手に共通するのは、1シーズン活躍しても、その後の飛躍につながらないこと。高山は2016年の打率・275から、17年・250、今季・221と右肩下がり。大山は昨年の打率・237から現在・182。昨年20本塁打の中谷は未出場と、むしろ後退している。

 先のOBは「指導法の問題か、本人の取り組み方の間違いか、一度検証する必要がある。いつまでも選手の調子が上がるのを待っていてもアテにならない。ベンチが走者を動かす作戦にでも切り替えないと」と進言している。(スポーツライター・西本忠成)

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