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【福島良一 メジャーの旅】大谷人気で思い出す…エンゼルスの驚異の新人ウォーリー・ジョイナー (1/2ページ)

 大谷翔平は投手として、メジャーの洗礼を浴び初黒星を喫したが、本拠地エンゼルスタジアムでは彼が投げるたびにチケット完売となる人気ぶり。かつて、ウォーリー・ジョイナーが登場したときのようだ。

 1986年、エンゼルスに24歳の天才打者ジョイナーがデビュー。ア・リーグで7度も首位打者を獲得し通算3000安打も達成した“安打製造機”ロッド・カルーから一塁の定位置を奪い、彼を引退に追い込んだ男として話題になった。

 あのレジー・ジャクソンと3、4番を組み、本塁打、打点の両部門でチームトップ。すでに2人の子の父だったが、愛くるしい笑顔で人気もピカ一。連日、球場は超満員となり、近接のディズニーランドにちなんで「ウォーリーワールド」と呼ばれた。

 7月のオールスター戦では史上初めて新人でファン投票1位。前日のホームラン競争にも出場し、メッツの長身スラッガー、ダリル・ストロベリーと並ぶ本塁打数で優勝。地元カリフォルニアはもちろん、全米中でファンの人気者となった。

 その妬みか、敵地ニューヨークのヤンキースタジアムで観客席からナイフを投げ込まれる事件が起こった。幸いにも一塁を守っていたジョイナーは左腕にかすり傷を負っただけで済んだが、一歩間違えれば命に関わる事故になるところだった。

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