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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「失敗」》リクエスト制度で判定覆る 失敗が許されなかった審判の立場が変わる  (1/2ページ)

 野球は失敗が多いスポーツだ。とはいえ、失敗の方が多くても評価される場合もある。打者は3打数で2度、凡打しても1本の安打を打てば、3割打者。“一流”と呼ばれる。

 一方、失敗が決して許されなかったのは、審判の判定。審判のジャッジ一つで勝敗が分かれるケースも少なくない。だからこそ、審判の威厳は「絶大」で、判定は「絶対」だった。名審判の二出川延明氏が、監督からの猛抗議を受けて言ったとされる「おれがルールブックだ」という名言は有名だ。しかし、今季から導入された「リクエスト制度」により、審判の立場が大きく変わった。

 「リクエスト制度」は、監督が判定に異議がある場合に、映像によるリプレー検証を求めることができる制度。監督には、九回までに2度、延長戦では1度のリクエストの権利が与えられている。検証対象は、ストライクやボール、ボーク、ハーフスイングなどの判定は対象外だが、従来の本塁打の判定に加え、アウトかセーフ、フェアかファウルの判定などにも広がった。

 米大リーグ(MLB)では、同様の「チャレンジ制度」が2014年から導入されているが、日本野球機構(NPB)では「審判に対して挑戦的な表現よりも、審判とチームが協力し合って正しい判定を求めていくという意味を込めて『依頼する』(リクエスト)という表現にした」と説明している。

 プロ野球が開幕した3月30日から、早速、「リクエスト制度」が使われた。初適用は巨人。東京ドームの阪神戦の二回一死、長野が左翼ポール際に大飛球を放ってファウルと判定された場面で、高橋監督が行使した。検証の結果、判定は覆らなかった。初めて成功したのはロッテ。ZOZOマリンの楽天戦で一回、併殺を狙ったプレーで、一塁がセーフになったが、検証で覆り、併殺成立となった。その後も、リクエストにより、判定が覆ったケースが何度かあった。

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