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【田代学 ダッグアウトの裏側】MLBのスラッガー間で「Cフラップ」流行 フェースガード付きヘルメット (1/2ページ)

 今季の米大リーグでは、ヘルメットの耳当て部分に「Cフラップ」と呼ばれるプラスチック製のフェースガードを付けている打者が目立つ。Cは考案者の頭文字と頬(英語でCheek)に由来。死球から頬骨や顎を守る用具だ。

 ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手(28)が愛用者として知られる。マーリンズ時代の2014年9月、左頬への死球で退場。そのままシーズンを終えた。翌15年にはアメフットのようなフェースガード付きのヘルメットを着用。16年から現在のスタイルになった。

 「打席で死球のことを考えたくない。(構えたときにガードが)視界に入るのは嫌なので、いろいろと試してきた」とスタントン。左投手との対戦時は通常のヘルメットをかぶることが多い。

 開幕10試合で6本塁打を放ったナショナルズのブライス・ハーパー(25)や、エンゼルスのマイク・トラウト(26)両外野手ら他のMVP選手も使用。今季はどの球団でも最低1人は使っている印象だ。

 大半の理由はスタントンのような死球に対する恐怖心より、負傷防止。近年、速球のスピードが上がっているのが背景にある。

 米データサイトによれば、2007年に速球の平均球速が95マイル(約153キロ)以上の先発投手はジャスティン・バーランダー(当時タイガース、現アストロズ)ら3人だけだったが、昨季は10人。100マイル(約161キロ)以上の速球を持つ救援投手も珍しくない。踏み込んで強振するスラッガーには、頭部付近への速球を避けるのが難しくなっているのだ。

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