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【清水満 SPORTS BAR】プロになって10年、石川遼“復活の日” マスターズの裏側で奮闘 (1/2ページ)

 まだ頭がボーッとしている。“国内時差ボケ”だ。先週の男子ゴルフ、今季メジャー第1戦「マスターズ」(米ジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ)。現地との時差は13時間、昼と夜が真逆な環境なのだが、テレビの生中継をほぼ見てしまった。

 松山英樹ら日本勢がオーガスタの“魔物”の前にはね返されたのはとても残念だが、集まった世界最高峰の名手(マスター)たちが見せた高い技術には興奮した。

 そんな華やかな舞台から遠く離れた場所で静かに“復活の日”をにらんだ男がいた。かつて栄光の舞台を踏んだ石川遼、26歳である。

 マスターズと同週の、日本での地区大会「千葉オープン」(千葉・太平洋クラブ・成田C)に出場し、2日間大会ながらあっさり優勝した。

 「でもまだまだ…」と自戒する。最終日にスコアを落とした自分の情けなさを俯瞰し、客観的に見る術を持つ石川らしい姿だった。そういえば初日にこう話した。「数年後には(マスターズの舞台に)戻りたい」と。そう、これこそが遼の“近未来予想図”である。

 「マスターズ」には特別な思いを持つ。小学生の卒業文集に「20歳でマスターズ優勝」と書いた。15歳8カ月でアマチュアとしてツアー初優勝、最年少賞金王などその資質を発揮した。

 プロ転向後の2009年、その資質に対してマスターズに招待された。過去5度出場、11年には20位タイと健闘したが、腰痛などのケガにも悩まされて14年以降はその道は遠のいた。今季は米ツアーから撤退し、国内ツアーに専念するが、遼の“復活計画”は着々と進んでいる。

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