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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】C・ロナウドのオーバーヘッド、もはや技術ではなく「芸術」 ゴールマウスに匹敵する高さでボールをコンタクト

 欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント準々決勝第1戦(3日)で、アウェーのレアル・マドリード(スペイン)がユベントス(イタリア)に3-0で先勝。FWクリスティアーノ・ロナウド(33)の2ゴールが世界中の話題をさらいました。

 まず前半3分、左サイドのMFイスコがペナルティーエリア内に絶妙のグラウンダー(足元でコントロールできる)パス。クリロナは「予想通り!」といわんばりに、右足アウトサイドでいとも簡単にボールを操りゴールを決めました。

 アウトサイドキックは、小指付近にボールを当てることがコツなのですが、まさに教科書通りでした。

 これが足首やかかと付近に当たると、どうしてもスピードが落ち、相手GKに反応される確率が高くなります。小指近辺にバシッと当てれば、膝から下の反動を目いっぱい使えます。

 2発目のオーバーヘッドゴールは圧巻でした。スペイン紙「マルカ」によれば、クリロナがボールをコンタクトしたポイントは地上から238センチの高さだったとか。ゴールマウスの高さは244センチですから、匹敵する高さまで跳んでいたことになります。

 また、オーバーヘッドは横から来るボールを決めるとなると、さらに難易度が上がります。それでもあっさり決めてしまうのですから、これはもう技術というより芸術作品ですよ。

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。

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