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貴乃花親方「花形」配属の裏 閑職どころか勝負審判に 痛み分けで対立に終止符か (1/3ページ)

 日本相撲協会は28日、エディオンアリーナ大阪で臨時年寄総会を開き、相撲協会に反発する言動を続けてきた貴乃花親方(45)=元横綱=が全面謝罪した。同日の理事会では、新体制の職務が決められ、同親方は、2月の理事選に落選したため『役員待遇委員』から1階級降格して『委員』となった上で、審判部に配属された。契約解除などの厳罰を求める声もあった中で、閑職どころか“花形”といわれる審判部に収まった舞台裏に迫った。

 これを“温情人事”と呼ぶことはできるだろうか。貴乃花親方は新たに「審判部・指導普及部」に配属され、夏場所(5月13日初日=東京・両国国技館)から勝負審判を務めることになった。

 「以前も審判を経験させていただいておりますが、新たな気持ちで職責に向かいます」と殊勝に語った。

 協会には木戸番(もぎり)や、貴乃花親方が苦手とする(?)報道陣が詰める記者クラブ担当という職務もある。元横綱日馬富士による傷害事件が発覚するまでは巡業部長の要職に就いていた貴乃花親方が、これまで対立し、今回新巡業部長に就任した春日野親方(元関脇栃乃和歌)の下で部員として働くという皮肉な展開もありえた。

 しかし、実際に貴乃花親方が配属された『審判部』は、常に観客にみられる花形部署。貴乃花親方は2003年の現役引退後、翌04年の春場所から審判となり、10年からは審判部長も務めた。

 審判部員は総勢24人。5人1組で交替で土俵下に座り1日の取組をみる。十両、幕内の審判長は審判部長(元関脇益荒雄の阿武松親方)と3人の副部長のうちの誰かが担当するが、幕下以下の取組では、貴乃花親方も審判長として物言いの説明をすることもある。

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