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【田代学 ダッグアウトの裏側】ダル獲得、カブスがMLB世界王者の最右翼 FA市場に残った選手の“有効活用”カギ

 順位予想の季節が訪れた。なんと昨季は全6地区の優勝を的中させたのだが(自慢)、世界王者に推したインディアンスは地区シリーズでヤンキースに敗れた。

 今季の順位予想は別表の通り。例年よりも頭を悩ませた。このオフはフリーエージェント(FA)市場が歴史的な停滞に陥り、春季キャンプ開始後に大物FA選手の所属先が決定。なかなか各球団の戦力がそろわず、比較・分析が難しかったからだ。

 サンケイスポーツは26日、特別版『MLB2018開幕特集』を発売した。筆者はコラムのほか、全30球団のレギュラー予想を担当。編集中もFA選手の契約が続き、修正に追われた。

 オープン戦では主力級の離脱が相次いだ。ジャイアンツは、エース左腕のマディソン・バムガーナー投手が左手に打球を受け骨折。ドジャースでも、ひげがトレードマークのジャスティン・ターナー三塁手が死球で左手を骨折した。どちらも開幕絶望で、大きな戦力ダウンとなった。ツインズは正遊撃手のホルヘ・ポランコ内野手がドーピングで80試合の出場停止処分を受けた。

 「FA市場には、まだ多くの選手が残っている。けがなどで手薄になった戦力をうまく補強した球団が浮上するだろう」と米紙のベテラン記者。例年以上に補強策の成否が上位進出の鍵になると指摘した。

 そういう状況になれば、チーム編成を担うGMらフロントの手腕が優勝争いを左右する。レッドソックスとカブスでワールドシリーズを制し、このオフはダルビッシュ有投手を獲得したセオ・エプスタイン編成本部長が作り上げたカブスを世界王者に推す。

 ■田代学(たしろ・まなぶ) サンケイスポーツ編集局次長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」。

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