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貴乃花親方“敗北宣言”告発状取り下げ 「協会のみなさんと力を合わせられるよう」

 大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=が23日、元横綱日馬富士(33)による傷害事件で日本相撲協会の対応に問題があったとして、内閣府に是正措置を求めて提出した告発状について取り下げる意向を示した。対立を続けてきた協会執行部にも協力することも明言し、事実上の敗北宣言となった。

 京都府宇治市内で行われた朝稽古後に報道陣に対応し「ほんとうに公俊(よしとし)のことでもご迷惑、ご心配をおかけして、師匠としても不徳のいたすところ。内閣府への対応も、私も法律に詳しいわけではないが、一兵卒として私もゼロに戻してスタートするような風に、弁護士さんと協議していきたいと思います」と話した。

 相撲界の暴力体質などを批判し、協会執行部と対立してきたが、貴乃花部屋でも東十両14枚目の貴公俊(20、たかよしとし)が、18日に兄弟子で付け人の序二段力士へ暴行し休場。この問題を深刻に受け止めて、自らの態度を省みることにしたという。取り下げについて、今後、同部屋の弁護士と協議する。

 貴乃花親方は、2月の理事選に敗れ、春場所での無断欠勤などの勤務態度も批判された。協会内では完全に孤立するかたちとなっていた。「協会のみなさんと力を合わせられるように努力します」と軟化。一転して、協会方針に従う意向も示した。