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貴乃花親方も相撲協会も同じ穴のムジナ 不祥事連発…スポーツ庁大地長官いらだち「同質の集団が集まるのも原因」 (1/3ページ)

 貴乃花親方(45)=元横綱=は大相撲春場所9日目(19日)、前日に弟子の十両貴公俊=たかよしとし=(20)が付け人の序二段力士を暴行した問題で、日本相撲協会の危機管理委員会の事情聴取に応じ、八角理事長(54)=元横綱北勝海=らに謝罪した。貴公俊は19日から休場。協会は29日の理事会で処分を協議するが、他にも不祥事を抱え“すねに傷を持つ”親方が多く、同じ穴のムジナ状態。貴VS協会の対立の構図さえもかすむ。スポーツ庁の鈴木大地長官(51)も一向に改善されない協会にいらだちを隠せない。暴力体質の一掃は夢物語なのだろうか。

 19日午前7時、京都府宇治市の宿舎で朝稽古を終えた貴乃花親方は、約6分間報道陣の取材に応じ、「深刻なことです。(貴公俊は)土俵に上げられません」などと語った。さらに続いて、宿舎敷地内に入れなかったテレビカメラの前でも約5分間質問に答えた。

 元日馬富士による暴行事件発覚以降、基本的に報道陣の前で沈黙を貫いてきた貴乃花親方としては異例の対応だった。

 また、同午前10時から春場所会場のエディオンアリーナ大阪で開かれた役員会合に出席し、八角理事長らに暴行の事実と貴公俊の休場を報告。「今回は申し訳ありません」と頭を下げたという。ここでも、協会の体質を強く批判してきた貴乃花親方が、態度を変えざるをえなかった。

 同15分ごろには会場をあとにし、またぞろ“早退”かと思われたが、この日は違った。

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