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糸原がリードする阪神の遊撃レギュラー争い 打撃は合格、問題は守備…

 阪神の遊撃レギュラー争いは2年目の糸原健斗内野手(25)が頭一つリードしている。11日の巨人戦(甲子園)では3番に抜擢されて2打数1安打2四死球。オープン戦打率を・304として西岡、北條らを圧倒している。

 球団幹部は「打力のあるショートとしてキャンプから目立っていた。鋭いスイングは金本(監督)好み。首脳陣は遊撃は何人かの併用を示唆しているが、抜け出すとしたら糸原」と見る。

 明大から社会人野球のJX-ENEOSを経て入団。ドラフト5位指名が示すように当初の評価は高くなかった。しかし、ルーキー離れした勝負強い打撃で開幕1軍入りを果たし、北條の不振でスタメン出場の機会が増えていった。

 首脳陣が本人以上に悔しがるのは、7月の広島戦での右膝内側側副靱帯損傷。3カ月の欠場を余儀なくされ、結局1年目の成績は66試合出場、打率・259、1本塁打、24打点にとどまった。

 「けががなければ、ショートのレギュラーの座を不動のものにしていた可能性が高い。それまでずっとスタメンで出ていたからね。遠回りしたけど潜在能力があるから、予想通り伸びてきた」と球団OBも評価する。

 残された課題は守備。キャンプ中の実戦やオープン戦前半で時々拙守をのぞかせた。先の巨人戦でも、アウトにはしたもののヒヤリとさせる悪送球があった。

 「お世辞にもフィールディングはうまくない。足の運びが悪いからスローイングにも影響する。もっとも、守備は練習さえ積めばかなりのレベルまで上達する。今の糸原の立場なら、守備には目をつぶってもらえるほど打ちまくることがレギュラーへの近道だ」と先のOBは助言する。(スポーツライター・西本忠成)

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