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大鵬の孫・納谷が“ウルトラ”に勝利 突き2発、土俵下まで吹っ飛ばす

 ■大相撲春場所2日目(12日=エディオンアリーナ大阪)

 今場所で初めて番付に名前が載った、元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男・東序ノ口18枚目の納谷(18)=大嶽部屋=が、西序ノ口16枚目の宇瑠寅(うるとら)太郎(28)=式秀部屋=を押し倒しデビュー戦を白星で飾った。

 188センチ、170キロの納谷は、166センチ、67キロの宇瑠寅を突き2発で土俵下まで吹っ飛ばした。納谷は「小さいのでしっかり見ていこうと思いました。緊張しました。ホッとした。(今場所は)全部勝てたらいいなと思います」と喜んだ。

 祖父の大鵬が21度目の優勝を飾った1966年7月にウルトラマンのテレビ番組がスタート。ともにちびっ子に絶大の人気を誇ったヒーローの後継者による、夢の対決が実現した。

 納谷は夕刊フジに「(宇瑠寅の)名前は聞いたことがありました。自分は小さい頃ウルトラマンが結構好きで、よく見ていました」と18歳らしい笑顔をみせた。

 一方、納谷よりも100キロ以上軽量の宇瑠寅は、立ち合いで仕切り線から大きく下がる奇策に出たが完敗。「突いてきた瞬間に(懐に)もぐりこもうと思った。どうやって惑わそうかと思ったけど、うまくいかなかった」と考え抜いた戦法も通じなかった。

 師匠の式秀親方(元前頭北桜)から「土俵上で3分間動き回れるように」と命名されたが、一昨年左足首を骨折し、一時は番付外まで降格。昨年12月には稽古中に感染症を起こし、ボルトを除去する手術を受けたこともあり初場所は休場した。復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

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