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【神谷光男 スポーツ随想】あきれた…JOCのお役所体質 選手よりスポンサー優先 (1/2ページ)

 相当疲れがあったのだろう。平昌五輪の女子スピードスケート500メートルで、日本女子初の金メダルを取って日本中を沸かせたヒロイン小平奈緒が、世界スプリント(3-4日、中国・長春)を途中棄権した。

 2日目の500メートルまで首位をキープしながら、最後の1000メートルを体調不良で滑走を断念。V2は成らなかった。有終の美を飾るはずのW杯最終戦(17-18日、ベラルーシ)も欠場を決めた。

 平昌では日本選手団の主将を務め、2月25日の閉会式ではすでに帰国したジャンプの葛西紀明に代わって旗手まで命じられた。閉会式の旗手などはっきりいって刺し身のツマで誰も注目していない。体力の有り余った若手にやらせてもいいのに、小平には余計な荷物になったのではないか。

 帰国した同26日はメダリストたちによる会見。27日は選手団の解団式、5000人を集めた帰国報告会と続いた。

 マスコミは現地でさんざん話を聞いているのに、改めて会見など必要があったのか。さらに不可解なのが解団式だ。修学旅行から疲れて帰ったのに学校まで戻り、どうでもいい「解散式」にうんざりしたのと同じで、何の意味もない。

 閉会式を終えたら「みなさん、ご苦労さんでした」と選手団長が一声かけ、小平のように次の大会が直後に控えている選手のためにも現地解散にしたところで文句は出まい。JOCという“お役所”が決めたスケジュールで、選手ファーストにはほど遠い。

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