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悩める虎の大砲・中谷、試練の時 コーチ「もっと危機感持たないと」

 “一発屋”で終わるか、中軸に定着できるかは今季にかかっている。

 それまでオープン戦の打率が・167と低調だった阪神の若き長距離砲・中谷将大外野手(25)が11日、巨人とのオープン戦(甲子園)で勝ち越し打を含む4打数2安打2打点。自慢のバットは復調のきっかけをつかめたか。

 今季8試合目のチームをオープン戦初勝利に導いたのは、昨季20本塁打を放った中谷だった。4回、6回の2打席はいずれも走者を2人置く好機で迎えた。最初は3年目の左腕・中川から、続いて田原から、いずれも甘く入った球を迷わず振り抜いた。「長打を求められている」と自分の役割を理解する中で2二塁打。「追い込まれてから打てた。これを続けていきたい」とうなずいた。

 オープン戦が始まってから持ち前の豪快な打撃が影を潜め、業を煮やした金本監督は9日の中日戦で途中交代を命じ、「相手が研究してきているのに対応できてない」と苦言を呈した。今季、打者では同じ長距離砲の新助っ人ロサリオが注目されがちだが、次代の中軸を担うと期待される若虎の1人であることは間違いない。

 ステップアップには何が必要か。コーチの1人は「相手も生活がかかってるんだし、マークされる選手になったということ。そこを勝ち抜くには今の2倍、3倍研究しないと相手に封じられる。その危機感をもっと持たないとね」と指摘。さらに、「やっぱり、最後は相手投手のウイニングショットを打ててナンボよ」と奮起を促す。

 金本監督は「スイングは良くなっている。あとは本人がどう考えて取り組むか」という通り、研究と練習あるのみだ。(山戸英州)

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