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【西本忠成 トラとら虎】阪神、センターラインが今季もネック 決まっているのは鳥谷の二塁だけ

 阪神は今季もセンターラインを固定できずに開幕を迎える。首脳陣の1人は「残念だが理想通りにはいかない。捕手、二塁、遊撃、中堅のうち決まっているのは鳥谷の二塁だけ。他のポジションはシーズン中も競争になる」と打ち明けた。

 ボールを扱う機会が多いセンターラインの重要性は球界の常識。連覇を果たした広島が捕手・会沢、二塁・菊池、遊撃・田中、中堅・丸で固めていることでも分かる。裏返せば阪神が12年間優勝から遠ざかる一因はこのラインの弱さにある。

 金本監督は今年のキャンプでは以下のメンバーで競わせた。捕手=梅野、坂本、原口、長坂▽遊撃=西岡、糸原、北條、植田▽中堅=中谷、高山、俊介、緒方、江越、島田…。激しい競争はオープン戦でも続いているが、どのポジションにもレギュラー当確者は現れていない。

 「まさに帯に短しタスキに長し。みんな決め手を欠くから抜け出せない。捕手を例に取れば最初は梅野を軸にするのが濃厚だが、打力不振や守りに問題が生じると坂本や原口の起用に転じなければならなくなる」と球団OB。「今年の得点力が高いと判断できれば、捕手と遊撃の起用は守備を優先したい。これもふたを開けてみないと分からない」と金本監督も起用が流動的になることを示唆している。

 「その意味では金本采配がVのカギ」と先のOBは強調する。「3つもレギュラー不在のポジションがあれば、起用次第で流れは大きく変わる。金本監督の判断が選手を生かしも殺しもする」というのはもっともだ。(スポーツライター・西本忠成)

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