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告発の裏に「不満」レスリング協会長期政権と学閥 混迷の伊調パワハラ騒動 (1/2ページ)

 五輪4連覇の伊調馨(33)=ALSOK=が日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワハラを受けたとされる問題は、週刊誌を巻き込んだ泥仕合の様相となってきた。背景には15年の長期政権となっている協会執行部への不満や、学閥間の権力闘争も浮かび上がる。

 8日発売の週刊文春は「告発第2弾」として伊調の姉で五輪銀メダリストの千春さん(36)が登場、「馨が文春さんの取材に答えた内容は事実です」と語り、パワハラを否定した栄氏に疑問を呈した。田南部力(たなべ・ちから)コーチ(42)とともに警視庁のレスリング部で練習できなくなったのも事実だと強調した。

 これに対し、同日発売の週刊新潮では栄氏が登場、告発された理由として「伊調の従兄弟(いとこ)だというあの男性に、私との確執が一因となって、謀られることになったのかもしれませんが…」と語っている。栄氏との間でイベントのギャラをめぐるトラブルが生じたことなど男性の行状も詳細に報道。総じて栄氏や協会側の言い分を中心に構成されていた。

 文春と新潮の書きぶりは、さながら伊調・田南部コーチと栄氏・協会の代理戦争のようになっているが、告発が単純なパワハラ問題でなくなっている裏に、協会執行部へのくすぶる不満があるとみるレスリング関係者もいる。

 協会の福田富昭会長(76)と高田裕司専務理事(64)は2003年4月に就任し、現在8期目を務める。

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