記事詳細

【貴騒動を斬る】貴乃花親方は本当に“改革派”なのか? 保守派の面も「古き良きもの残す」 (1/2ページ)

★(3)

 果たして貴乃花親方(45)=元横綱=の“正体”はどっちなのか。

 大相撲改革を担う救世主かと思えば、古い殻から抜け出せずにもがく保守派の面もうかがえて、矛盾だらけだ。

 春場所前の貴乃花一門の激励会が3日、大阪市内で行われる予定だったが、急きょ、貴乃花部屋のみの激励会として行われた。恒例となっている一門の連合稽古も行われず、孤立している様子がうかがえる。

 貴乃花親方は、このままではいけない、なんとかしなければ大相撲に将来がない、と思っていることだけは間違いない。貴乃花親方が初めて自分色を強く打ち出したのは引退して半年後の2003年6月1日、両国国技館で超満員の観客1万1000人観客を集めて行われた引退相撲だった。

 力士にとって引退相撲は、言葉が悪いが、最後の稼ぎ場だ。マゲにハサミを入れるだけでご祝儀が10万円とも、20万円ともいわれるだけに、断髪式では実に多くの後援者が土俵に上る。関脇水戸泉のときは470人、横綱大乃国のときも453人がハサミを入れた。

 ところが、貴乃花親方は「双葉山の引退相撲でハサミを入れたのはたった10人だった。自分のときも、本当にお世話になった人だけにお願いしたい」と主張。実父で師匠の二子山親方(元大関貴ノ花)に関係する後援者はことごとくリストから外し、森喜朗・前総理をはじめ、自分に近い人ばかり50人に絞った。大乃国の9分の1だ。まさに異例だった。

関連ニュース