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【高校野球 新・名将列伝】チームを支えた功労者・ベテラン部長が退任、のしかかる重圧 (1/2ページ)

★敦賀気比・東哲平監督(4)

 2011(平成23)年8月に31歳で敦賀気比の監督になった東哲平(37)は、その初めて指揮したチームで翌12年春のセンバツに出場した。順調なスタートだったが、甲子園は甘くない。

 初戦で浦和学院に2-10の大敗。翌13年春は準決勝でまたも浦和学院に完敗(1-5)した。14年夏も4強入りしたが、大阪桐蔭に9-15。

 だが、東は2大会連続で優勝校にはね返された悔しさをバネにした。

 15年の春。鬼門だった準決勝でまたも大阪桐蔭とぶつかり、今度は11-0。「現代最強戦力」といわれる相手に完勝した勢いで、北陸勢初の甲子園優勝監督となった。

 就任6年で春夏合わせて6度の甲子園。早くも15の白星を重ねたことに「信じられない。周りに支えてもらったおかげ」と心の底からいう。

 監督・東哲平は昨年、その支えを失った。野球部長の林博美が退任したのだ。林は1986年(昭和61年)の創部以来、部長と監督をともに4度経験。部長で7度、監督で3度の甲子園出場がある。不祥事が相次いだ時期や低迷期もチームを支えてきた功労者だった。

 東が「野球をなめて真面目に練習をしなかった」という高校時代も見ていた林は、低迷脱出の切り札として、その東を監督に推薦した人物でもある。

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