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伊調馨パワハラ告発状 信憑性にゆがみ、警視庁は「出禁事実ない」 協会聞き取り調査に公平性危惧する声 (1/2ページ)

 五輪4連覇で国民栄誉賞を受賞した女子レスリングの伊調馨(33)=ALSOK=が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワハラを受けたとして、内閣府に告発状が送られた問題で、伊調が練習に通っていた警視庁への出入りを禁止されていたと指摘されたことについて、警視庁は「事実はない」と否定し、告発状の信憑(しんぴよう)性にゆがみが出てきた。また、週明けに予定されている2人からの聞き取り調査も、“身内の調査”の公平性について専門家は疑問を呈する。

 警視庁の幹部は2日、「出入り禁止にした事実はない」と説明。警視庁に所属し、伊調のコーチを務める強化委員の男性が「同庁レスリング部から排除された」との訴えについても「事実はない」とした。

 幹部は、リオデジャネイロ五輪後に伊調が練習に参加しなくなったのは事実とした上で、「伊調選手は、リオ五輪後もレスリング部の子供向けイベントなどに参加していた」などとし、男性についても「実際にはリオ五輪後も1年間はレスリング部のコーチをしていた」と述べた。

 一方、週明けに予定されている伊調、栄氏に対する聞き取り調査について、日本レスリング協会の担当者は「(一般的に)こういう場合は倫理委員会で調査がなされる」と話す。

 2013年4月に公益財団法人となった同協会の「倫理規程」によると、役職員や協会登録者が暴力やセクハラ、パワハラを行った恐れが生じたときは《倫理担当理事又は倫理委員会は、直ちに調査を開始》(第11条)とある。

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