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貴ノ岩、報道陣対応なしで“厳戒稽古”再開 貴乃花親方「何も答えられません。申し訳ない」

 元横綱日馬富士に暴行を受け2場所連続全休の十両貴ノ岩=貴乃花部屋=が“厳戒態勢”の中で稽古を再開した。26日に京都府宇治市の貴乃花部屋宿舎で朝稽古を行い、騒動発覚の昨年11月以降では初めて公の場に姿を現した。くしくもこの日は貴ノ岩の28回目の誕生日であり、出場を目指す春場所(3月11日初日=エディオンアリーナ大阪)の番付発表とも重なった。

 報道陣には対応せず、師匠の貴乃花親方(45)=元横綱=も「何も答えられません。申し訳ない」。27日以降は土俵のある建物内での取材禁止が通達され異様なムードが漂う。

 貴ノ岩は先場所の全休で幕下転落が確実だったが、暴行被害を考慮されての特別措置で十両に残留。ただ西12枚目の今場所は特例から外れ、成績がそのまま翌場所の番付編成に直結する。渦中の力士は本場所に復帰できるのか。取組編成会議が開かれる9日朝までに出場の可否を決める。

 貴ノ岩の2場所休場中、貴乃花親方は暴行問題への対応をめぐって日本相撲協会執行部と対立。理事を解任され2階級降格処分となり、“出直し”を期した今月2日の理事選では得票数わずか2で落選。立場が激変している。

 一方で、一連の騒動で同じモンゴル出身の元横綱日馬富士を引退に追い込んだ格好となり、貴ノ岩は何かと風当たりが強い中で復帰を目指すことになる。