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【西本忠成 トラとら虎】松坂&球児“強まる絆” 球団OB「ボロボロになるまでやろうと約束しているに違いない」

 阪神の藤川球児投手(37)がキャンプ地の沖縄で中日・松坂大輔投手(37)と親交を深めている。両チームの宿舎が近いこともあり、これまで数回食事を共にして健闘を誓い合っているという。

 「2人は同期の桜。歩んできた道もよく似ている。きっと話が合うのだろう。シーズンに入れば敵だが、今はお互いモチベーションを高めるいい機会」と球団幹部は目を細める。

 ともに1980年生まれ。99年、藤川は高知商高、松坂は横浜高からドラフト1位で阪神、西武にそれぞれ入団。1年目から大活躍の松坂に対し、藤川は救援投手として開花するのに5年を要した。この間、なかなか芽が出ない藤川にとって松坂は自らを鼓舞する存在だった。

 その後、「平成の怪物」はメジャーに移籍。後を追うように藤川も海を渡る。ここでも活躍の度合いは違ったが、右肘手術で辛酸をなめたあたり共通している。15年に帰国した松坂はソフトバンク入団。同年に藤川も独立リーグ(四国IL高知)に所属。16年から阪神に復帰した。

 「2人とも野球が大好きなのが分かる。過去の栄光にとらわれず、野球ができるのなら場所は問わない。お金の問題じゃないところもよく似ている。藤川にすればテストまで受けて中日入りした松坂の生き方に一層引かれたと思う。ボロボロになるまでやろうと約束しているに違いない」と球団OBは見る。

 両者ともキャンプでの調整は順調に進んでいる。藤川が21日の練習試合(対韓国KIA)に登板すれば、松坂も同日フリー打撃に登板した。救援、先発とタイプは違うが、戦友と認め合う2人は公式戦の同じマウンドで投げ合うことも誓っている。(スポーツライター・西本忠成)

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