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“そだ姉”吉田知那美の復活秘話 将来を嘱望された天才少女、ソチ五輪後には戦力外通告で地獄味わい 平昌五輪 (1/3ページ)

 カーリング女子日本代表「LS北見」が21日、1次リーグを5勝4敗の4位で終え、日本勢初の準決勝進出を果たした。この日、勝てば自力で勝ち抜けが決まるスイス戦には敗れたが、4勝4敗の米国がスウェーデンに敗れたため“他力”突破。23日の準決勝で1位通過の韓国に挑む。夢のメダル獲得にはムードメーカー、サード(第3投者)・吉田知那美(26)の笑顔と「そだねー」の復活が欠かせない。前回ソチ五輪出場後に絶望の淵からよみがえった“そだ姉(ねー)”が、チームを「ナイッスー!」ともり立てる。

 3点を追う9エンド。スキップ(司令塔)・藤沢五月(26)は最終投で、相手ストーンを2個同時にはじき出そうとしたが1個にとどまり、4点差に開いてコンシード(投了)。準決勝進出は米国次第となったが、同点の第10エンドで最終投がスウェーデンのガードストーンにはね返された瞬間、歴史の扉が開いた。

 列島は歓喜にわいたが、知那美の目には悔し涙があふれた。「本当にふがいなくて。どんなときでも私がしっかりしてれば、もう少し決まっていればいい展開になる。私が決まればどうにかなるといつも思って氷に乗っていた。もう少しできるかなと思うし…」

 この日はショット成功率72%と正確性を欠き、仲間に負担をかけた。自責の念で号泣する知那美を前に、藤沢は「そんなことないけど」と努めて明るく振る舞い、「チナばっかりに責任を負わせちゃいけないなと思いました」とかばった。

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