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羽生連覇なるか? フィギュア勝敗の鍵、プログラム完成度重要 平昌五輪

 平昌五輪第8日(16日、江陵アイスアリーナ)昨年10月21日のロシア杯以来118日ぶりの復帰戦となった羽生結弦(23)=ANA=が、111・68点で首位発進。SPを終えて首位に立った羽生が66年ぶりの連覇へ優位に立った。

 フリーはジャンプが8度とSPの3度より大幅に増え、連続ジャンプも3連続を含めて3度入れられる。1本の成否で10点近い増減がある4回転の本数も増え、どの種類を何本跳ぶかも勝敗の鍵を握る。

 羽生は4回転を4本組み込むとみられる。負傷した右足で踏み切って着氷する4回転ループは公式練習では着氷しているが、本番で跳ぶかは明言を避けている。

 4本の内訳をトーループ、サルコーで2本ずつ跳んだ場合、同じ種類の3回転以上のジャンプは2種類までしか跳べないため、SPでGOE(出来栄え点)が満点の3点を得たトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は1本しか入れられない。一方、1本をループにした場合、残りはサルコーとトーループ2本。3回転半も2本跳べて、得点は上振れする。

 ただ、4回転ループを失敗した場合のリスクもあり、2位に4点以上リードして臨む状況をどう判断するか。当日の調子にもよるが、攻めるならループ、確実性を狙うなら無理する必要もない。

 史上初めて5種類の4回転を成功させたチェンがSPで崩れて金メダル争いからほぼ脱落。2位のフェルナンデスはフリーの4回転が3本で、3位の宇野、4位の金も4本ずつと羽生と同じ。過熱気味だった4回転がやや落ち着いたことで、本数よりも成功率とGOE、さらには4回転以外のプログラム全体の完成度も金メダルの行方を左右する。(産経新聞、田中充)

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