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五輪連覇へ 羽生、異次元の演技で完全復活 SP1位発進に「自分は五輪を知っている」「リベンジしたい」 平昌五輪 (1/2ページ)

 【平昌(韓国)16日=飯田絵美】フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が行われ、男子で66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(23)=ANA=が、異次元の演技で111・68をたたき出して首位に立った。右足首故障で3カ月ぶりのぶっつけ本番だったが、劇的な復帰で金メダルに大きく踏み出した。昨季世界選手権2位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=もノーミスで104・17の3位につけた。17日にフリーに臨む。

 間に合った。世界中が羽生の復帰を待っていた。非の打ち所のない演技だった。

 最終第5組の1番手で登場すると、ショパンの「バラード第1番」に乗せて静かに滑り出し、冒頭の4回転サルコウを鮮やかに決めて波に乗った。得意のトリプルアクセル(3回転半)は完璧。さらに4回転と3回転のトウループのコンビネーションジャンプも乱れなく着氷し、華麗なステップとスピンに観衆は酔いしれた。

 復帰戦が五輪の本番とは、並の選手なら戸惑うところだが、羽生はまるで復活劇のシナリオを演じるように、薄笑いすら浮かべた。高得点を連発するライバル選手を寄せ付けず、オーサー・コーチに「カムバック(復帰しました)」。江陵(カンヌン)アイスアリーナの歓声は鳴り止まなかった。

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