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阪神・糸井、耳を澄ませば聞こえる「好調バロメーター」 右足から地面を掘る「ガッ、ガッ」

 満面に笑みを浮かべながら「(調子は)最悪や!」。阪神・糸井嘉男外野手(36)のバットとトークがさえ渡っている。

 沖縄・宜野座キャンプ第3クール最終日の13日には、フリー打撃で51スイング中21本のサク越え。バックスクリーンへの150メートル弾まで飛び出した。練習後、タクシーに乗り込む際には「ボチボチです。後は(助手席に座った)青柳次第!」とニヤリ。ここまでケガもなく「まあ、順調ですよ」と振り返った。

 昨年のキャンプはケガで1軍キャンプには帯同したものの別メニュー調整が続き、チーム本隊への合流が遅れた。今年は対照的に調子を上げている。

 打球の飛距離を見れば順調ぶりがうかがえるが、日本ハム時代の同僚のひとりは「糸井の打撃の調子を測るバロメーターはもう1つある」と明かす。それは打撃練習で、踏み込んだ右足がスイングとともに地面を掘る音だという。

 「チームの主砲である糸井の場合、打球方向や柵越えの数が注目されがちだが、一番はスイングで右足を踏み込んだ際に出る『ガッ、ガッ』という音よ。これが今年は強い。順調に仕上がっている証拠だ」と断言。

 下半身をしっかり使ってスイングできているときのサウンドは、日本ハム時代の同僚で糸井が「(打撃の)先生」と呼んで最敬礼する侍ジャパン・稲葉篤紀監督の「現役時代の好調時の音に近い」(前出の元同僚)とか。耳を澄ませば、昨年とは対照的な超人が今季残すであろう成績が浮かび上がってくる。(山戸英州)

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