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面目保った葛西、ノーマルヒルは21位 平昌五輪

 平昌五輪第2日(10日、アルペンシア・ジャンプセンター)冬季五輪史上最多8度目出場の葛西紀明(45)=土屋ホーム=は1回目104・5メートル、2回目は99メートルで21位だった。

 8度目の五輪に挑んでいる葛西が面目を保った。45歳のベテランらしく平昌に入ってから最高のジャンプを本番で繰り出し、不得手のノーマルヒルながら21位。8日の予選突破後に「これでふっ切れるんじゃないか」と光を見いだした通り、最低限の結果は出した。

 ルーティン通りに試技をパスして臨んだ1回目に、「失敗した」といいながらもK点を大きく越える104・5メートルをマーク。16位で進んだ2回目は99メートルと失速し、思うように伸びなかった距離と得点を確認すると顔をゆがめた。

 金メダルを求める気持ちが強すぎるのか、地に足が付いていなかった。予選ではスーツのファスナーをほぼ全開にして飛び、「自分でも信じられない」。自身のブログにも「失格になってもおかしくないミスでした」と記すほどの失態だった。

 それでも決勝になって底力を見せつけるところは百戦錬磨の勝負師だ。平昌で金メダルを目指す戦いは個人ラージヒルと団体の2種目を残すのみ。世界を驚かせ続ける“レジェンド”だけに、どんなサプライズを起こしても不思議ではない。(産経新聞、奥山次郎)

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