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高木美帆5位、スケート王国の壁高く…「表彰台に上がる力ない」 平昌五輪

 平昌五輪第2日(10日、江陵オーバル)メダル候補として臨んだ高木美帆(23)=日体大助手=は、4分1秒35で5位だった。

 スケート王国の壁は高く、厚かった。高木美は同走で銅メダルに輝いたオランダのデヨングにふるい落とされた。5位。「悔いの残るレースをしたとは思っていない。単にこの舞台で表彰台に上がる力がなかった」とサバサバと振り返った。

 ゴール後は呼吸が整わず両膝についた手を上げられなかった。全力を出したレースだった。

 1周31秒0のペースを維持する事前の計画を守れなかった。それを上回るデヨングのハイペースに「食らいつかないとどんどん離される」とピッチを上げ、600~1000メートルが30秒84のオーバーペースになった。最終周は33秒台まで落ちた。

 中距離を得意とする高木美にとって、自信を持って臨める種目ではなかった。昨年12月、高地のカルガリーでマークした3000メートルの日本記録が今季世界1位のタイムとはいえ、韓国入り後も感覚がつかめず苦心した。「長い距離に関しては百パーセントしっくりきていない部分がある」と話す中でレースを迎えた。

 8年ぶりの大舞台にも「特別な思いはない。でも、この大会に向けては今までのどの試合よりも集中して仕上げる努力をしてきた」という。12日の1500メートルは金メダルを視野に入れる。「滑ってみて、もうちょっとできそうなことがあるなと感じている」。次こそ日本に歓喜を呼び込む。(産経新聞、大宮健司)

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