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葛西、まさかのチャック閉め忘れ 「少しずつ手応えある、落ち着いて飛べた」けど… 平昌五輪 (1/3ページ)

 【平昌(韓国)8日=飯田絵美】誰よりも経験豊富な生ける伝説がチャックを閉め忘れた。平昌五輪開幕の前日に一部競技が始まり、ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒル予選で、冬季五輪史上最多の8度目の出場となる葛西紀明(45)=土屋ホーム=は20位で10日の本戦に進出した。ところが、ジャンプスーツのチャックを開けたまま競技に臨むまさかのミス。決勝ではふんどしを締め直して悲願の金メダルを狙いに行く。

 緊張からだろうか。着地して気がつくとゴールドのジャンプスーツの首元のチャックが数センチ開いていた。わずかな空気抵抗も計算して跳ぶのがジャンプ競技。試技ではしっかり閉めていたのに、本番では開けたままだった。

 跳ぶ前に五輪初出場の小林兄弟の兄、小林潤志郎(26)が早めにスタート台に向かうのを目にして思った。「体が冷えるだけなのに、緊張しているんだろうな」。余裕がなかったのはどうやら自分だったようだ。

 K点ちょうどの98メートルをマークし、点数を確認すると表情はみるみる緩んだ。テレビカメラに手を振って投げキスのサービスまでする喜びよう。どれだけ緊張していたのかを物語っていた。

 「昨日よりよくなってきている。少しずつ手応えがある。ホッとして、やっと予選通ったなって感じで、ちょっと笑みが出てしまいました。昨日よりは緊張しなかったので、きょうはまあまあ落ち着いて飛べました。いよいよ始まりましたね。もうなんかドキドキするオリンピックですね」

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