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貴乃花親方は2年後、理事選復活へ 水面下で勢力拡大、八角体制にゲリラ的戦い仕掛ける可能性も

 日本相撲協会の理事選(2日)で2票しか集められず惨敗した貴乃花親方。他一門の引き締めが厳しく、“隠れ貴”票を集めることができなかった。貴乃花一門の支持票だった11票も微妙な動きをした。

 同一門関係者によると、貴乃花一門の票は、次のように動いた。11票は3つに分けられた。貴乃花親方の1票(本人)、当選した阿武松親方へ8票、出羽海一門の山響親方(47)=元前頭厳雄=へ2票だった。

 「貴乃花一門の票は阿武松親方に一本化することになり、貴乃花親方は『1票でいい』と出馬した。山響親方は協力関係にあり、貴乃花親方も了解の上で、2票入れることになった」(同関係者)

 山響親方は、貴乃花親方が一門の垣根を越えて尊敬していた故・北の湖前理事長=元横綱=の弟子。貴乃花一門から投票した2人は、常盤山親方(66)=元関脇舛田山=と立浪親方(49)=元小結旭豊=だった。山響親方は8票で当選した。貴乃花親方には、親戚関係にある高砂一門の陣幕親方=元前頭富士乃真=から1票入ったもようで、2票となった。

 山響親方は出羽海一門からの支持票だけで当選することはできず、貴乃花一門や他一門からの協力なくして当選はおぼつかなかった。将来的に山響親方との連携が、貴乃花親方復権の鍵になる可能性はある。

 同関係者は、「理事選前の打ち合わせでは、『貴乃花親方は理事選出馬を1回休む』という話でまとめて、(阿武松親方に)票を集めた。一応、2年後は貴乃花親方が一門から理事選に出るというかたちになるという認識」。

 今後、貴乃花一門内で、ナンバー2だった阿武松親方とのパワーバランスが変化する可能性を指摘する声もあるが、貴乃花親方は2年後の復権に向けて雌伏の時を過ごすことになる。ただ、八角体制に対してゲリラ的な戦いを仕掛けていく可能性もありそうだ。

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