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「練習の虫」阪神・糸井、絶好調ゆえの心配事 年齢はベテランの域、オーバーワークする可能性も

 昨年の今ごろは、右膝の関節炎のため別メニュー調整を余儀なくされていた阪神・糸井嘉男外野手(36)。今キャンプは対照的に序盤から絶好調だ。

 沖縄・宜野座キャンプ第1クール最終日の4日も、フリー打撃でバックスクリーン直撃弾を含むサク越え9本。オフにボディービルのメンズフィジーク部門日本チャンピオンの石井良亮氏(29)とコラボした筋トレ効果かと聞かれると、「フィジークのコンテストに出ようかな!」と“超人節”が炸裂した。

 練習メニューも、あらゆる動きに制限がかかった昨年とは違い、福留や鳥谷とともに午後は本人に任されている。

 ただし、心配の種もある。絶好調ゆえに、糸井の「練習の虫」がトレーニングの「オーバーワーク」につながらないかという点だ。

 糸井と親しい球界関係者は「年齢もベテランの域に入っているし、若手のころのようにガンガン鍛えて、それがそのままプラスにだけ動くかといえば、そうではない。ケガのリスクも上がってくることを考慮しないと」と指摘する。

 球団の本屋敷俊介トレーナーによると、糸井のトレーニングに関しては「実績のある選手ですし、ある程度は本人に任せています」。今のところ大きな制限はかけていないが、2015年までオリックスに在籍し糸井の体や性格を知るだけに「どうしても(トレーニングを)やり過ぎてしまうことはあるが、その場合はこちらで止めるようにします」と話した。

 2月上旬ということもあり体の仕上がり自体は「まだ、ドシッとした下半身が(できていない)」と納得していないが、一方で、昨年とは違い他の阪神ナインと一緒にグラウンドで汗を流すことができて、「やっとタイガースのキャンプに入れていると思う」と安堵(あんど)の表情を浮かべる糸井。このまま順調に調整が進み、チームの主軸としてフル稼働する姿を願うのみだ。(山戸英州)

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