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理事選全舞台裏 貴乃花親方、敗北は想定内 大砂嵐処分先送りも影響 (1/3ページ)

 日本相撲協会の理事候補選挙(2日投開票)は定員10人に11人が出馬。貴乃花親方(45)=元横綱=はわずか2票しか集められず惨敗した。同じ貴乃花一門から出馬した阿武松親方(56)=元関脇益荒雄=は8票で当選した。総帥が理事返り咲きに失敗した貴乃花一門は、いったいどこへ行くのか。また、貴乃花親方が孤軍奮闘してきた相撲協会の体質改革の志は露と消えてしまうのか。理事選の全舞台裏を探った。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 貴乃花一門の所属親方は8人。これに無所属で貴乃花一門と共同歩調を取っている錣山親方(55)=元関脇寺尾=ら3人を加えた計11票が“貴乃花派”の基礎票だった。

 理事選前に開いた一門会で、貴乃花親方は一門から自身と阿武松親方の2人を擁立することを決断。基礎票はすべて阿武松親方に集め、「自分は(自身の)1票で構わない」として、あとは他の一門からの切り崩しに賭けた。

 とすると、貴乃花親方の他に、もう1人投票した親方がいたことになる。

 複数の親方は「それは親戚でしょ」と口にした。貴乃花親方の長男で靴職人の花田優一氏(22)は昨年10月、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で結婚したことを発表したが、その義父が皮肉にも、貴乃花親方と対立を深める八角理事長(54)=元横綱北勝海=の八角部屋の部屋付き親方である陣幕親方(元幕内富士乃真)だ。

 貴乃花親方としては、阿武松親方に10票、自分には他の一門の“隠れ貴派”の協力を募り「1+α」が当初のもくろみだった。とすると、貴乃花一門から2票が消えていることになる。

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