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貴乃花一門、隠れシンパ増殖 2・2理事選へ向け自信のニンマリ 伊勢ケ浜一門は高島親方に一本化も波乱含み (1/2ページ)

 2年に1度の日本相撲協会理事選(2月2日)へ向けて、各一門の水面下での駆け引きが激化している。候補者の絞り込みと票固めに苦戦している一門もある中、貴乃花一門(8人)は少数派閥ながら強固な絆を誇る。他の一門の“隠れシンパ”との関係も強化しており、有利な条件が揃いつつある。

 波乱があったのは伊勢ケ浜一門だ。22日に都内で一門会が行われ、理事選候補を高島親方(60)=元関脇高望山=に一本化することが決まった。傷害事件を起こして引退した元横綱日馬富士の師匠で、昨年12月に理事を辞任した伊勢ケ浜親方(57)=元横綱旭富士=は再出馬を断念した。

 大雪の中、約2時間にわたって行われた一門会のあと、高島親方は「一門の親方衆から、お願いしたいといわれました。はい、一本化です。こんな天気ですから、みなさんも早く家に帰りましょうよ」と安堵の表情を浮かべた。

 同一門では、傷害事件の責任を取って理事を辞任したばかりの伊勢ケ浜親方の再出馬の可能性が浮上してもめていた。「ありえない。伊勢ケ浜さんが再出馬するなら投票しない」と反発する声も挙がって分裂の危機にひんしていた。結局人望のある高島親方に一本化され、伊勢ケ浜親方は「自分で辞めたのだから出ない」と説明した。

 理事選は定員10人に対し、6つある一門がそれぞれ候補者を出し合って実施される。前回の2016年には、11人が出馬し、伊勢ケ浜一門から伊勢ケ浜親方と高島親方の2人が出馬。伊勢ケ浜親方は貴乃花一門から票を回してもらう形で10票を集め当選し、高島親方は6票で落選した。今回の理事選は、伊勢ケ浜一門からの出馬が1人となると、出馬する候補者が10人となる可能性があり、この場合、選挙は行わず、全候補者が当選となる。

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