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【西本忠成 トラとら虎】捲土重来期す阪神・高山に金本監督が進言「二塁打王になれ」

 阪神の高山俊外野手(24)は昨年陥った「2年目のジンクス」を糧に自主トレに余念がない。最大の目標はレギュラーポジション奪回で、球団幹部は「外野には福留と糸井がいて、空席はセンターだけ。中谷、俊介らライバルがひしめくこともあり、例年より取り組む姿勢が違う」と目を細める。

 当面の狙いはキャンプインと同時のエンジン全開。数日後には紅白戦が始まる。「最初から結果を出せば首脳陣の印象は違う。常にリードを保ち、定位置を不動にしたい思いが強い」と球団OBは見る。

 昨季打率・250、6本塁打、24打点は全て1年目を下回る。8月には屈辱の2軍落ち。そのスキに俊介が台頭した。オフの契約更改では200万円減の年俸3800万円(推定)となった。

 非凡な打撃を狂わせたのは執拗な内角攻め。対処するには軸回転が大事と分かっていながら、迷路にはまった。ただ、2軍生活も無駄ではなかった。いろんな打撃フォームを試し、ようやく納得のいく形を取り戻した。

 「俺の24歳の時と比べれば高山の方が断然上」と高く評価する金本監督は、「二塁打王になれ」と進言する。タイプ的には中距離ヒッターで、左中間、右中間を抜く打球が理想だからだ。復活の兆しは1軍に復帰した9月下旬に見えた。残り試合は少なかったが、中堅から左方向にも鋭い打球が飛ぶようになった。軸回転を意識した成果である。

 金本監督は既に今季のクリーンアップを糸井-ロサリオ-福留と明言。「1、2番の固定化」を大きな課題に挙げる。昨年は1番を糸井、北條、高山、鳥谷、西岡、中谷、俊介、糸原。2番を上本、大和、高山、北條、西岡らが務める猫の目だった。高山が期待に応えて持ち味を発揮すれば、懸案の打順の一つは確実に解決する。(スポーツライター・西本忠成)

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