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【追悼・星野仙一 鉄拳制裁】一番殴られた男・中村武志氏 後ずさりしながら65メートル「シバかれ」続け、飛んできた灰皿は間一髪で避けた (1/2ページ)

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 4日に逝去した星野仙一氏(享年70)から、最も厳しい指導を受けたことで知られるのが中村武志氏(50)=現韓国KIAコーチ=だ。星野監督時代の中日で“一番殴られた男”であるのは自他ともに認めるところだ。(山戸英州)

 怖い、怖くないのレベルじゃない。生きるか死ぬか、それくらいの感覚でした。

 自信があるのは、どの野球人よりも星野さんに一番怒られたということ。人が人をここまで怒れるなんて見たことも聞いたこともない。人間じゃないと思いました。ただ、それも野球を上達させるため。プラスになるように怒ってくれていたと思います。

 鉄拳制裁もありました。室内練習場でジャージー姿でヘルメットも被らず、先輩のバットで練習している姿を見つけられたときには、後ずさりしながら距離でいうと65メートルくらいシバかれ続けました。

 キャンプ中、室内練習場での居残り特打を運動靴でやっていたら、いつの間にか見られていて、「スパイクは?」と聞かれ、返事をためらった瞬間、場内を1周半歩きながらグーとパーで殴られ続けました。

 まだ駆け出しだった頃には、チーム宿舎のロビーで自分で吸うたばこを買う姿を目撃され、「先輩の買い出しを…」と言い訳してしまった。「俺はウソをつく奴が一番嫌いなんだ!」と怒鳴りながらボコボコにされ、気がつけば倒れてました。

 監督室で叱られていて、クリスタルガラス製の大きな灰皿が飛んできたこともありました。ギリギリで避けて難を逃れましたが、監督ご自身が関係者に「あれは危なかった」と漏らしていたと聞きました。

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