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ドラ1・馬場にさっそく虎の洗礼 続々と視察に訪れるOBら、名前覚えるのは「得意じゃないので…」

 阪神のドラフト1位の馬場皐輔(こうすけ)投手(22)=仙台大=が、早くも「虎の洗礼」を浴びている。

 新人合同自主トレをおこなう兵庫・鳴尾浜球場で9日、川藤幸三OB会長(68)と初対面。独特のキャラクターで知られる川藤氏は昨年、新人を前に「好きにやったらええんや。練習もいいけど、酒を飲めよ!」と超異例のゲキを飛ばして話題を呼んだ。今年はというと対照的に「親に恩返しできるように頑張れ!」とマジメな訓示で新人を鼓舞した。

 前日8日の合同自主トレ初日には、4日に逝去した星野仙一さんを追悼するため金本監督以下首脳陣、球団フロントが集結。弔い合戦に立ち向かうルーキーたちには例年以上に熱視線が注がれている。その中で体を動かしながら、続々と視察に訪れるOBや評論家諸氏の顔と名前を一致させるのもまた、新人の大事な仕事の1つだ。

 急激な環境の変化に毎年、右往左往する若虎は多いが右腕も同じで「(名前を覚えるのは)ちょっと得意じゃないので…」とポツリ。それでもすぐに「自分なりに努力します」と前を向いた。

 そんな“ルーキーあるある”の壁にぶつかった右腕に救いの手を差し伸べたのは、新人たちを間近で見守る伊藤敦規トレーニングコーチ(54)。1987年の阪急入団当時を振り返り「当時はパ・リーグのテレビ中継なんてほとんどやっていないし山田久志さん、福本豊さん以外は知らない人だらけだったよ。今は簡単に調べられるよ」と笑う。

 打開策は1つだ。「敷地内にいる人は全員、関係者なんだから怖がっていてはダメ。誰であっても自分から元気よくあいさつすることで『お前、俺と同じ年だな』とか、いろんな会話のヒントを与えてくれるもの。私もそれで孤立せずに助けられた」。衆人環視に近い状況下で物おじしては始まらない。虎のドラ1はどんな形で課題を乗り越えるか。(山戸英州)

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