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評議員会、何度も強調した貴乃花親方の「独自の判断」 主役不在の幕引きの舞台裏 (1/2ページ)

 日本相撲協会理事の貴乃花親方(元横綱)の理事解任を、全会一致で決めた4日の協会・評議員会。元文部科学副大臣で評議員会議長の池坊保子氏は臨時会合後に記者会見し、事実関係の把握に努め、貴乃花親方の弁明内容を精査した上での「独自判断」だったことを強調、理事会提案を「追認」したイメージを払拭することに努めた。一方、この日も貴乃花親方は報道陣の前に姿を見せず、主役不在の幕引きとなった。

 両国国技館(東京)で行われた非公開の臨時評議員会は約1時間で終了。池坊氏は貴乃花親方について「多くの言動は明らかに礼を失していた」とした上で、「特に上司であり、先輩でもある八角理事長(元横綱)が何度電話をかけても全く応答がなく、折り返しの電話もないというのは著しく礼を欠いている」と非難した。

 質疑応答では、議決に際し協会危機管理委員会から調査結果の報告を受けたほか、昨年12月20日の理事会で貴乃花親方から提出された意見書を読み、弁明内容を精査したことを何度も強調。「出席した評議員が全て意見を出し尽くした後で評決した」と述べた。

 池坊氏は貴乃花親方の意見書を「(弁明内容が)ちょっとおかしいと思った。事実関係が違う日時の記載などもあった」と指摘。同席した公認会計士で評議員の小西彦衛氏も「これまでの事実などを見て、理事として職務を果たしてもらうという点については懸念があった」と同調した。