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理事解任も…貴乃花親方のシンパ急増 「裏人脈」で馬耳東風の心持ち (1/3ページ)

 日本相撲協会は4日、臨時評議員会(池坊保子議長)を開き、昨年12月末の理事会で決議された貴乃花親方(45)=元横綱=の理事解任案を審議。全会一致で理事解任決議は承認され、2階級降格処分が決定した。理事解任は前代未聞の醜聞ではあるが、貴乃花親方は馬耳東風の心持ちだ。というのも理事解任でも一門外に多くの「裏人脈」があるからだ。揺らぎ続ける八角理事長(54)=元横綱北勝海=の執行部に対抗する勢力作りは着々と進んでいる。

 評議員会は、貴乃花親方に対して批判的な意見を持つ池坊議長(元文科副大臣)が主導する形で、外部有識者と現役親方の計7人で構成。記者会見で同議長は「公益法人の役員としておよそ考えられない行為」「多くの言動は明らかに礼を失していた」「理事解任を厳粛に受け止め真摯に反省し、今後は協力し合い礼を持って行動してもらいたい」と厳しい言葉を並べたが、これはやむをえないところで、早くも初場所(14日初日、両国国技館)後に行われる理事選が焦点となる。

 貴乃花親方は理事からの降格だけでなく、次期理事選への出馬にも制限がかけられるペナルティーがあった場合に備え、腹心の親方を理事に出馬させる方策を練っていた。貴乃花親方の懐刀として知られるのが阿武松親方(元関脇・益荒雄)で、一門を越えて親方衆からも「人格者で信頼が厚い」と評判。貴乃花親方の意を受けて、理事候補として出馬する用意は万端だ。

 また、一門を越えて貴乃花親方を支持する裏人脈も各一門に張り巡らされている。少しでも八角理事長体制に陰りが見えれば、貴乃花親方の勢力が一気に表面化する可能性すらある。

 現在角界には、2014年に認められた最も新しい貴乃花一門を含めて、6つの一門が存在する。最大派閥は出羽海一門(31人)だが、今回の暴行事件や貴乃花親方の動きに誘発されて、多くの一門で分裂の要素を含む動きが現れている。

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