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最終局面の貴乃花親方VS相撲協会 カギ握る一門と同志の強固な結束、春場所後に因縁の理事長選 (1/2ページ)

 元横綱日馬富士(33)の暴行問題に端を発する、貴乃花親方VS日本相撲協会執行部の確執は、取り返しのつかないほど深刻化。いよいよ2018年初場所(1月14-28日=東京・両国国技館)後に行われる理事選、さらに春場所(3月11-25日=エディオンアリーナ大阪)後の理事長選で最終局面を迎える。

 「諸先輩方、一門の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)、大嶽親方(元十両大竜)、立浪親方(元小結旭豊)、阿武松親方(元関脇益荒雄)と、散るも咲くも同じ道をゆくという気持ちしかございません」

 普段報道陣の前でひとことも発しないどころか、表情ひとつ変えない“能面”ぶりの貴乃花親方(45)がこんな熱いセリフを吐いたのは、17年12月18日に都内ホテルで開かれた貴乃花一門の総会(忘年会)であいさつに立ったときだ。

 確かに大相撲改革にかける志は熱いが、頑固で融通が利かない貴乃花親方。支えるグループは決して多数ではない。貴乃花一門を形成する5つの部屋の親方に、部屋付きの親方、別の一門のシンパなどを合わせると16人前後にのぼる。

 いかにこの同志たちとの結束を固めるかが、今後の角界における貴乃花親方の立場、ひいては大相撲の将来を左右する。

 100人近くいる親方の中から理事10人を選出する『理事選』はかつて、5つの一門がそれぞれ候補者を出して話し合いで調整し、無投票で選出するのが慣例だった。ところが、2010年の理事選で二所ノ関一門を飛び出し、選挙戦を戦い同志や他の一門のシンパから票を集めて見事当選したのが、他ならぬ貴乃花親方だ。その後も薄氷を踏むような展開続きだが、3期連続当選を果たしている。

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