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【松本秀夫 プロ野球実況中継】打率トップ5独占!“左打者天国”のパ、「左腕不足」の現状も要因か

 NPB(日本野球機構)の公式記録員の方に面白い話を聞きました。「今季のパ・リーグ打率ランキングは、首位打者の秋山から、柳田、茂木、西川、銀次と続いています。共通点、お分かりになりますか? 全て左打者なんです」

 右の好打者・内川がケガで戦線離脱した追い風?もありましたが、左打者がベスト5を独占したのはパ・リーグ史上初。ここ5年間の打率上位5人を見ても、2013年こそ左打者は2人でしたが、実に計25人中19人が左打者。左打者天国が続いています(セ・リーグは25人中8人)。

 もちろん左の好打者が多いこともありますが、俗に左打者が苦手とする左の好投手がパ・リーグに少なくなったことも要因ではないでしょうか。

 今季のパ・リーグで規定投球回数に到達した投手(計13人)の中で左腕は菊池雄星投手1人。大谷、則本、金子、涌井らに代表されるように、右の好投手は枚挙にいとまがありませんが、左腕の好投手は少なく、パ・リーグでここ5年間に防御率ベスト10に入った左腕は50人中わずか5人だけ(菊池2回、和田、辛島、吉川)。

 日本一のソフトバンクでさえ、日本シリーズで横浜DeNAの今永、浜口といった左腕を打ちあぐんだことをみれば、パ・リーグ全体の打撃成績は「左腕不足」という現状の上に成り立っていると推測できます。唯一のエース左腕の菊池雄星投手も、メジャー志向が報じられています。果たしてどうなることか。

 となると清宮選手。左の好投手に5打席連続三振を喫したのは、昨年の秋季東京都大会決勝。左が苦手と思われる彼がパ・リーグの日本ハムに入団したことは、やはりプラスかもしれません。

 ■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。17年4月よりフリー。 

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