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「チキン野郎」大谷バッシング過熱、早くもメジャーの洗礼 それでも二刀流「磨ける球団に」 (3/3ページ)

 しかし、こういう批判は感情的過ぎるか。大谷は移籍先を選ぶポイントについて、こう明確に答えている。

 「自分はまだまだ不完全で、足りない部分の方が多い選手と思っている。自分をもっともっと磨きたいと思っているし、そこに適している球団に行きたい」

 これまでの日本人メジャーリーガーは、日本国内で圧倒的な成績を残した上で、完成品としてチームを勝たせることを求められてきた。

 だが、大谷の日本での成績は、投手としては2015年に15勝(5敗)を挙げ、160回2/3を投げたのが最高。自身で認める通り、指のマメを潰すなどして、シーズンを通してローテーションを守り通した経験がない。

 打者としても16年に104試合の出場で382打席に立ち打率・322、22本塁打をマークしたのがキャリアハイ。規定打席に到達したことがない。

 「まだまだ不完全で、もっとやらないといけないという状態で(メジャーに)行ってみたかった」という大谷。

 移籍1年目から結果を求められる名門球団では、投打どちらか一方に専念することを迫られる可能性もある。投打の両面で「世界一になる」と野望を抱く大谷は、批判を覚悟で二刀流を長く継続できる可能性の高いスモールマーケットの球団を望む決断をしたといえる。

 別に今急ぐ必要はない。ビッグクラブに打って出るのは、二刀流で揺るぎない実績をつくったあとでいいと考えている。想定外のバッシング発生にも惑わされず、淡々と交渉を進める構えだ。

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