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貴ノ岩、マスコミ包囲網突破で九州“脱出”か 貴乃花親方と反撃準備、“第3の診断書”提出も焦点に (2/3ページ)

 貴ノ岩のけがの状態については不明な点が多い。これまでに2通の内容の違った診断書の存在が明らかになっており、1通目は鳥取県警に提出されたが、骨折などの記述はなかったとされる。

 九州場所を休場した際に2通目が相撲協会に提出され、この診断書には、「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間程度」と記されていた。しかし、主治医は相撲協会の危機管理委員会の聴取に対し、骨折はあくまで疑いで「相撲を取ることを含め仕事に支障がないと判断した」と証言している。

 こうした経緯から、貴ノ岩のけがの程度について「それほど重傷ではないのではないか」との見方をする相撲協会関係者もいる。貴乃花親方は、相撲協会やモンゴル力士勢に批判的な立場をとっていることから、「この暴力問題を利用して揺さぶりをかけているのではないか」とも噂されている。

 相撲協会の危機管理委員会による、貴ノ岩に対する聞き取り調査を貴乃花親方は徹底的に拒否しているが、一方で冬巡業はすでに始まっている。巡業を休む力士は、正当な理由を相撲協会に説明する必要があるが、貴ノ岩は報告を行っていない。報告の責任は貴乃花親方にある。

 そこで、相撲協会の危機管理部長を務める鏡山親方(元関脇多賀竜)がこの日午後2時半ごろ、診断書の提出を求める文書を届けるため、貴乃花部屋を訪問した。インターフォンを鳴らしたが、誰も出なかったため、文書を郵便受けに入れ、「九州場所でも、ずっと文書でのやりとりだったので。親方に渡してください」と貴乃花部屋の関係者に伝言を残して引き上げた。

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