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貴乃花親方激怒のきっかけは白鵬疑惑の一番 やくみつる氏指摘「親方は不信感抱いている」 (1/2ページ)

 元横綱日馬富士(33)が平幕貴ノ岩(27)に暴行した問題で、貴乃花親方(45)と横綱白鵬(32)らモンゴル出身力士との対立の構図が鮮明となった。モンゴル勢の「八百長疑惑」を報じた週刊新潮に日本相撲協会が抗議文送付を決めるなか、元相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏(58)は、白鵬や日馬富士らの取組に一定の傾向がある可能性を指摘。“疑惑の一番”を挙げ、「貴乃花親方も不信感を抱いていることは確かだ」と明言する。一方、鳥取県警は一両日中にも日馬富士を傷害容疑で書類送検する。

 秋巡業中の暴行から約1カ月半。日馬富士の引退と刑事事件化で一つの区切りを迎えるが、角界の構造問題はむしろ表面化している。

 貴ノ岩への聴取を拒否する貴乃花親方に対し、協会側は懲戒処分を示唆、冬巡業にも帯同させなかった。白鵬が「貴乃花巡業部長の下で冬巡業には参加できない」と批判したことを協会は結果として受け入れた形だ。

 角界関係者は「貴乃花親方は『相撲道』を極めることを理想としており、横綱はすべてを超越する存在ととらえている。いまの協会の体制やモンゴル勢は、自分の理想とは違うと感じているところに対立の原因がある」と話す。

 その相撲のあり方をめぐり、2007年の力士暴行死事件の際には再発防止検討委の外部委員を務めたやく氏は、一部のモンゴル勢の取組に疑問を呈する。

 白鵬と日馬富士、元横綱朝青龍(37)の取組について、「その場所で成績が先行した者に『白星が収斂(しゅうれん)』していく傾向が強かったのではないか」と話す。3人のうちの誰かが優勝をかけた一番を迎えると、ほかの力士が本来の力を発揮していないように見えたというのだ。

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