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ボラス氏、大谷“超格安”契約に嘆き「かわいそうな犠牲者」 米では称賛する文化ない「少ない年俸でも頑張る」 (1/2ページ)

 大リーグに挑戦する日本ハムの大谷翔平投手(23)が11月29日夜、羽田空港から極秘渡米した。ポスティング申請の12月1日(日本時間2日)を控えて、代理人契約を結んだ米大手エージェント事務所「CAA」のネズ・バレロ氏(54)と準備を進めるものとみられる。

 いよいよ大きな夢が現実のものとなろうとしている。大谷は、昨オフに成立した大リーグの新労使協定で、契約金が頭打ちになる金銭的には不利な条件の中でメジャーに挑戦することになるが、この条件については、現在でも大リーグ関係者の間で同情の声が上がっている。

 声を上げたのは、辣腕代理人のスコット・ボラス氏。今季限りでソフトバンクを退団する松坂大輔投手が2006年にレッドソックスへ移籍した際、5200万ドル(約58億円)の大型契約をまとめた。米FOXスポーツの取材に対し、「大谷はかわいそうな犠牲者だ」と話している。

 「(新労使協定に)失望している。彼より能力で劣る田中将大投手がヤンキースと契約した1億5000万ドル(約168億円)以上の価値があるのに、MLB(大リーグ機構)と選手会は、メジャーを夢見る大谷の希望を逆手に取って超格安で手に入れることになる。われわれはこんな“不正”を誇りに思っていいのか」

 新労使協定は、中南米の若手選手に高い契約金を払った揚げ句、育成に失敗してきた米球団のオーナーたちが考え出したリスク回避策。球団にとってはメリットが大きいが、若手選手や代理人たちからは異論もあり、「日本のプロ野球で実績のある大谷にこの新労使協定を適用するのはおかしい」との声は根強い。

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