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阪神・大山、2年目も“イケイケ魂”貫けるか 直球打ち高評価の一方でチーム関係者が気にする「分かれ目」

 「いい経験ができた1年でした」

 阪神・大山悠輔内野手(22)は28日、兵庫・西宮市の球団事務所で1000万円増の年俸2500万円(推定)で契約を更改。ルーキーイヤーの今季は開幕を2軍で迎えたが、交流戦終了間近に初昇格。そこからポストシーズンまで1軍に定着した。打率・237、7本塁打、38打点。横浜DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)でも活躍した。

 金本監督はシーズン中の重要な試合で4番に据え、今秋のキャンプでは二遊間に挑戦させるなど将来の虎の主軸として英才教育を施している。これに、新人らしからぬ勝負強さで応えた大山は来季について「1年間しっかり出続けることが目標」と話し、「規定打席(到達)は僕の中ですごく重要」と強調した。

 前年のドラフト1位は明大時代に中央球界で実績を残し新人王を獲った高山。対照的に大舞台での経験の少なさが気がかりだった大山も、別の形で結果を出した。このまま順調に育ってほしいものだが、チーム関係者は今季大山が打席でみせた「イケイケ魂」を来季も持ち続けられるかが「分かれ目になる」と見る。

 今季は走者を置いた場面での一打が印象的だったが、「いずれも狙った直球を最初からフルスイングしての結果。これは新人ではなかなかできない」と高評価する一方で、「来季は確実に相手投手の攻め方が変わる。真っすぐでは勝負してもらえなくなる可能性が高い」と予測する。

 対策は「直球待ちで、スライダーを痛打すること。ビビッた相手投手は再び直球を投げざるを得なくなる」というが、それ以上に大事なのは「今のように怖いモンなしの心を保てるか否か。あれこれ考えずにやれるかだよ」と助言する。若さゆえの突き抜けるパワーが大山のさらなる成長のカギを握る。(山戸英州)

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