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ポスティング合意で大谷、いよいよ移籍先選びへ メジャー全30球団が獲得に関心との情報も

 日本ハムの大谷翔平投手(23)のメジャー挑戦がついに実現することになった。

 日米両球界で進められていたポスティングシステムの改定交渉で、米大リーグ機構(MLB)、米大リーグ選手会、日本プロ野球機構(NPB)の3者間が21日に合意したと複数の米メディアが伝えた。12月1日に各球団のオーナーによる投票を経て発効され、大谷のメジャー移籍交渉が始まる見通しだ。

 今オフは上限2000万ドル(約23億円)の譲渡金を払った全米球団と交渉できる現行制度が適用される。申請から入団合意までの期限が従来の30日間ではなく21日間と設定された。

 MLBとNPBは現行制度を1年間踏襲することで合意していたが、選手会が「日本ハムに2000万ドル(23億円)の譲渡金が入り、大谷には400万ドル(4億6000万円)しか入らないルールは格差が大きすぎて不公平である」と主張していた。

 しかし、大谷はこの金銭的に不利な条件を了解した上でメジャー挑戦を希望していることから、「将来、仲間になる選手の希望をかなえてやってもいいのではないか」と米メディアは口をそろえ、ようやく選手会も折れた。最終結論の期限と決められていた前日から交渉を1日延長して合意した。

 来オフからは新制度が適用されることになり、契約金なども含めた総額に対して15~20%の譲渡金が発生する。申請期間は短縮されて11月1日から12月5日となり、交渉期間は現行制度と同じ30日間。譲渡金額によって日本球団がポスティング申請を白紙に戻すことができる「拒否権」は盛り込まれなかった。

 今後はいよいよ移籍先選びとなる。メジャー全30球団が大谷の獲得に関心を持っているとされるが、米メディアは二刀流を容認しやすいDH制のあるア・リーグ球団が有利としており、「ヤンキースがリード」と伝えている。しかし、大谷は二刀流を実現させて、自分の能力を最大限に発揮できる球団を慎重に選ぶ方針だ。

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