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メジャー争奪戦、大谷は何を基準に所属先選ぶのか? 高校時代からの絆で一歩リードはDバックス (2/3ページ)

 ただし、小島氏は大谷の二刀流をあまり高く評価していないともいわれる。大谷自身は「最初は栗山(英樹)監督やごく少数のスカウトの方だけが本気でやれると考えていた二刀流でしたが、5年間続けてきて、もう自分だけのものではなくなっている」と未踏の二刀流を貫いてきた自負と使命感をのぞかせる。

 DHのないナ・リーグ球団のDバックスでは、野手としてスタメン出場するには守備に就く必要が出てくる。二刀流に対してどのようなスタンスで臨むのかがポイントになりそうだ。

 まさにその点で、ここにきて急浮上しているのがレイズである。今年5月のドラフトで1巡目(全体4位)にルイビル大のブレンダン・マッケイ投手兼内野手(21)を指名。1Aのショートシーズンで二刀流としてプレーし、投手として6試合1勝0敗、防御率1・80。打者として打率・232、4本塁打、22打点をマークした。マイナーとはいえ、すでに二刀流の起用実績を作りはじめている。

 別の大リーグスカウトは「レイズは先発ローテの増員を含めて二刀流のバックアップ体制をアピールポイントにしていると聞く。新労使協定のためマイナー契約しか結べない大谷の獲得には、23億円のポスティング費用以外は年俸6000万円程度と、ほとんど掛からない。資金力がなくても十分勝算があると踏んでいる」と解説する。

 DHのあるア・リーグだけに日本ハムと同様に守備に就かないことで負担の軽減も可能。「(二刀流を)やれる環境があるのかどうかを聞いてみたい」と会見で言及した大谷。その点では右腕の気を引くことができるかもしれない。

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