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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】ベルギーで活躍する日本代表MF森岡 覚悟決めた男の覚醒弾、3年ぶり招集に期待

 サッカー日本代表の欧州遠征2連戦(日本時間10日・対ブラジル、同15日・対ベルギー)がスタート。MF森岡亮太(26)=ワースランドベベレン=は今季ベルギーリーグで7ゴール8アシストを量産し、約3年ぶりに招集されています。“覚醒”という言葉がぴったりの大活躍には、理由があります。

 Jリーグ(神戸)時代の森岡はうまくて賢い一方、線が細く、気持ちがなかなか前面に出てこない選手でした。しかし、今年のベルギーリーグでの活躍は素晴らしいの一語です。

 何が変わったか。まずは力(パワー)がついたことです。特に今季7ゴール目は、すごいヘディングでした。第14節(4日・対ムスクロン)で先発し、前半25分に左サイドからのクロスを完璧に頭であわせました。高さと迫力あるトップレベルの一撃でした。

 きれいに決まった理由は、第一にあらかじめ「いいクロスボールがくるから頭でいく」とイメージしていたこと。第二にペナルティーエリアの外からひそかに“侵入”してきたこと。第三にあえて味方選手の前に出たこと。そこへ予想通りの“おいしいクロス”が来ました。

 ベルギーで森岡を見て真っ先に思ったことは、デカくなったということ。首周りも太くなった。Jリーグで「このままじゃいけない」と覚悟を決め海外に飛び出したことが、功を奏しています。彼は2014年10月14日のブラジル戦(シンガポール国立競技場)以来の代表ですが、前回は0-4の惨敗でした。このヘディングなら、ブラジルでもベルギーでも通じます。リベンジを期待せずにいられません。

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。

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