記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】ソフトB・サファテの受賞で見えた正力賞大改革 川上哲治座長の時とは天と地の差 (1/2ページ)

 その年のプロ野球に最も貢献した球界関係者に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会(座長・王貞治ソフトバンク球団会長)が9日、都内ホテルで行われ“サプライズ選出”。2年ぶりに日本一を奪回したソフトバンク・工藤公康監督(54)が大本命で、受賞を想定しヤフオクドーム内に記者会見場まで用意されていたが、今季プロ野球新記録の54セーブを挙げ日本シリーズでもMVPに輝いた守護神デニス・サファテ投手(36)が、外国人選手として初めて選出されたのだ。王座長の大英断といえる。

 選考委員会と記者会見を終え会場のホテルをあとにする際、「どうだった?あれで良かった?」と王座長から問われたので、こう答えた。

 「素晴らしいです。“正力賞は日本一監督”という安易なイメージになっていたのを覆し、外国人選手に対する評価も一変させたでしょう。これから他の賞にも大きな影響を与えるでしょう」

 王座長は満面の笑みでうなずきながら、「外国人選手たちも一緒に一生懸命プレーしているんだからね。他の賞の選考にも良い影響が出るといいよね」と語った。

 王座長は選考委員会の冒頭で「正力松太郎賞という特別な賞を、もう一度みなさんで話し合いたい。日本一監督という流れができてしまっている」と現状打破をアピールしたという。

 そもそも同賞の対象は「毎年のプロ野球界で最も貢献のあった競技者(監督、コーチ、選手、審判)」と明記されている。監督、選手ばかりか、コーチ、審判まで授賞対象なのだ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース