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【清宮幸太郎秘話 白球に選ばれた少年】10歳の清宮はリトルでも“飛び級”、日高監督「打球速すぎ危険と判断」 大人が投げ込むボールを軽々柵越え (1/2ページ)

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 東京メトロ東西線・南砂町駅から徒歩で15分ほど。荒川のほとりに北砂リトルのグラウンドはある。小学4年の1月。当時10歳だった清宮幸太郎少年は父・克幸氏(50)に伴われて同グラウンドを訪れた。

 「メジャーに新しい選手が入ったのかと思いましたよ」

 そう語るのは、北砂リトルで当時コーチだった日高淳二現監督(46)。リトルリーグでは小学3年までが「ジュニア」、4、5年が「マイナー」、6年と中学1年が「メジャー」と学年によって出場できる試合が区分けされている。

 マイナーにあたる幸太郎を見た日高氏が、勘違いするのも無理はない。すでに身長は165センチに達していたからだ。

 ユニホームを身につけフリーバッティングに臨んだ幸太郎の打球を目の当たりにして、日高氏は再び天を仰いだ。マウンドからホームベースまで14・02メートルの距離から大人が投げ込むボールを軽々と打ち返し、打球は約70メートル先の右翼フェンスを軽々と越えていく。

 「打球が速すぎて、マイナーのカテゴリーでは危険だと判断しました。メジャーに“飛び級”です。試合ではすぐに4番を任せました」

 軟式チームの「オール麻布」(東京・港区)から硬式に転向し、幸太郎の才能は輝きを増していった。バットを振ればヒットが生まれる。小学6年時には年間打率8割をマークし、8打席連続本塁打を記録したこともあった。

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